こんばんは。
子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を
引き出すサポートをする
元小学校教員の ずんずんです🌱。

あら なんだかみんな 集まってる。
そう 今日は 月に1回の避難訓練の日。
日頃遊んでいる このベース内で
地震が起きたら??の想定。
避難訓練とは?地震とは?
朝の会で はなちゃんから伝えてもらい
「いのちを 守る」。
とにかく そのためにできることは
「集まる。」
ということ。
どこかの時間で練習するけど
どこにいても 集まってくるんだよ、とだけ伝えてあった。
で、本番。
ドドリの 「地震だよーー!!地震がおきたよー!!」
の声で 近くにいた子は
ドドリのそばへ 駆け寄る。
でも

その時間 沢にいる子もいる。

山で遊んでいる子も いる。
※ヨウシュヤマブドウという毒性のある果実ですが
口にいれなければ問題ありません。
どうする!?

よ、よかった、こっちに来た。
それもそのはず。
先に集まっていた子どもたちが
声をかけ続けていてくれたから。

とくに Hくんは 両手を伸ばして
ずっと 声をかけ続けていた。
「こっちおいでーーー!!!集まってーー!!」

そのおかげで みんな集まったのもつかの間
今度は Aちゃんが 「だいじなバッグー!」と言って
あずまやへ 走りだした。
「だいじなのは よくわかる。でも今 あずまやに戻ったら
壊れて 重い木が 落ちてくるかもしれない。
風が吹いてたら 屋根が飛んでくるかもしれない。そしたら
Aちゃんは ぺっちゃんこになる。いのちとバッグ、どっちを選ぶ?」
「・・・バッグ。」と 言って走り出した。

少し考えていたようだった。
でも 「いのち」という漠然としたものは
今は よくわからない、ということも わかる。
でも 伝え続けなければいけない。
「どーーん!!!」
おどかすようになってしまったが
Aちゃんが あずまやに行った瞬間に
重い音を想像させる声色を だしてみた。
びっくして 泣き出しそうになるAちゃん。
そういうことだ。
実際に地震が起きたら
なにもできないだろう、身動き取れないと思う。

戻ってきたAちゃんは 泣いた。
怖かったと 思う。
一度集まったとき お話しするときには
「みんなでいる」ということは
理解していたから。
でも バッグもだいじだった。
ひとりになるけど でも バッグのために
走ったのだった。
考えたと思う。
目まぐるしく 脳内と こころは
動いていたと思う。
戻ってきた そんなAちゃんを
男子ふたりが 何も言うでもなく なぐさめる。

Hくんは あずまやへ走るAちゃんを
ずっと目で追っていて
やっぱりまた 声をかけ続けていた。
決して 追いかけなかった。
いつもなら 追いかけて引き戻すというフォローをしてくれているHくん。
今日の訓練の意味が
しっかりとわかっているから
「みんなといる」「集まる」「ひとりにならない」
を 守っていたのだった。

この場所に来てから
スタッフみんなで
「こまめは 家族みたいだね。」
「ここは おうちみたい。広い庭で遊んでるみたいだね。」
と よく話す。
周りを 林に囲まれて
守られている空間ではある。
でも 自ら 守る、という心がけや意識がなければ
けがをする。
家族がけがをしたら 困っちゃう。
子どもたちは そんな意識で
なかまたちを 守る、
ということに 責任をおいているようにも見える。
自分も なかまも 同じようにだいじだねぇ。
「ただいま~」
「おかえり~」
がしぜんに 聴こえる 居場所、こまめ。
家族で 一丸になって 暮していこうね。

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