こんにちは。スタッフのドドリです！
朝の会の「まぁるくなぁれ」
みんなで手をつないでまるくなる。
だけどそんな朝の会が上手くいかない。
Nちゃんはお気に入りのタオルを手から離さない。
でもそのタオルを手放さないとお友達と手を繋げない。
「そっちのお手々どうする？」「真ん中に行く？」
と優しく声をかけたのは最年長Mちゃん
そしてすぐにAちゃんとI君もやってきて
「お手々はないないだよ。」
とNちゃんに教えてあげる。
するとMちゃんは
「IにぃにとAねぇねの話を聞いてね。」
と言って自分の役割を二人に任せた。
だけどやはり、まだ最年長のお姉さんのようにはいかない二人
そして、わかっちゃいるけどタオルを手放したくないNちゃん
I君がタオルを引っ張る。
見ていたMちゃんが
「無理やりはダメ。」
と一言言った。
朝の会のルール
手に持っているものが無いようにする。
それは守ってほしいけど
Nちゃんの気持ちも大切にしたい。
そんなMちゃんの気持ちが伝わってきた。
そしてその思いをI君とAちゃんにもわかってもらいたい。
Aちゃんが
「下に置けばいい」
と言ってタオルを下に置いた。
Nちゃんの近くに置いていた。
近くに置いてあげるというAちゃんなりの配慮。
しかし、Aちゃんにタオルを置かれたNちゃんは泣きそうな表情だ。
「Nちゃんはその場所でよかったのかな？Nちゃんの気持ちは聞いてみた？」
とAちゃんに聞くとすぐにまたタオルを拾い
「どこに置く？」
と本人に聞く。
するとNちゃんは自分でタオルを足元に置いた。
無理やり奪って本人に言い聞かせればもっと早く朝の会はできたかもしれない。
でもMちゃんが「無理やりはダメ」と言ったように
みんなが納得のいくやり方ではないんだね。
じっくり時間をかけてみんなが納得のいくやり方を探す。
そしてAちゃんI君もその方法を学んでいるんだね。
一人に寄り添ってみんなで考えて成長する。
それがこまめなんだな。
そしてそのやり方を年上から年下へ伝えていくんだね。
遊びが始まると金柑を棒でつついたり、椅子に登って収穫するN君がいた。
まだ緑の金柑はまだとっても酸っぱいけど
実がなっていたら取りたくなるね。
そしてたくさん取った実をかかえ
N君は周りの子に配り始めた。
「○○ちゃんはまだもらってないからあげなくちゃ。」
と均等に全員に配ろうとしている。
それって４月に年上のS君がみんなにやっていたこと。
すごいな。
されて嬉しかったことは自分もやるんだね。
そして築山で他の子たちが遊んでいると
ベースの端からたまった雨水をじょうろですくって築山に持ってくる。
これも年上のH君がみんなのためにやっていたこと。
引き継いでる。
こうやって「こまめっ子」になっていくんだ。
してもらった優しさを大切に
次の世代へ紡いでいく。
こまめの１０年間の賜物
これからも
この優しさの連鎖が続いていきますように。
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