解放だ!

こまめ

こんばんは。スタッフのはなです。

カマキリを発見したIくん。
最初はカマで引っ掻かれながらも、どうしたら捕まえられるのか試行錯誤していた。
やがて羽をそっと持つという方法にたどり着いたけれど、やっぱり油断するとまた引っ掻かれてしまう。

その瞬間、Iくんがとった行動は──落ち葉をやさしくかけて、
「もう、だめよ!」
と、まるで小さい子を制するように声をかけることだった。

怖い虫に出会うと、子どもたちは踏みつけたり埋めたりして“見えない化”させて恐怖を消そうとする姿をよく見てきた。
でも、Iくんの落ち葉の置き方は優しさに溢れていた。

いつしか言葉は、
「お布団かけてあげるからねぇ」
に変わっていた。
Iくんの中で、恐怖よりも「生き物を大切に思う気持ち」が勝ったのかもしれない。

心優しいIくんは、ケンカの仲裁もお見事。
「一人で片付けたい!」と椅子を運ぶAちゃん。
そこへMちゃんが手伝おうと近づき、取り合いに発展してしまった場面。
無言でぎゅっと引っ張り合う二人。

その間にすっと入ったのが、Iくん。
「ケンカはやめて。Iがいるから大丈夫だよ!」
どちらの肩も持たない、ただただ“間に立つ”。
そこができるのが素晴らしい。

しばらくしてMちゃんは手を離し、Aちゃんにそっと寄り添う。
「手伝おっか?」と。
そしてAちゃんは、ちゃんと自分の気持ちを言葉にした。

「Aが自分で運びたかった。」

朝の会でもそうだったのだ。
「やめて」と言っても伝わらなかった相手に、
「あっち向いてね」
と、自分で言葉を工夫して伝えることができていた。

Aちゃんがすごいのは、ただ語彙が豊富だからじゃない。

壁にぶつかった時に、自分で考え、自分で乗り越えようとする力を持っていること。伝えることをやめないこと。

禁止ではなくて、やって欲しいことややりたいことを伝えることは、頭では分かっていてもついできずにいる。見習わないとなあ。

活動も終わりの頃。
遠くでKくんが転んで泣いているのが見えた。
すぐに仲間たちが駆け寄るのが見えたので、大人は見守ることにした。

その時、スタッフのそばにいたSくんが言った。
「Kくん助けに行って!行かないの?」
私たちが「行かないよ」と伝えると、、、

Sくんは走った。
後ろを振り返ることもなく、一直線に。
あまりの速さにカメラが追いつかなかったほどだ。

駆け寄ると、
「大丈夫?」
「靴脱げてるよ」
「チクチクついてるよ」
「転んじゃったねぇ」
と、Kくんが立ち上がるまでずっと寄り添い続けた。

こんな姿は初めて見た。

大人との関わりが中心だった以前のSくん。
ここ数日でぐっと心がひらいてきて、今日その変化が明確な形になった。

いつの間にか、顔もこんなに泥んこになって、凛々しく輝いていた。

心が動けば、行動が変わる。
行動が変われば、人との関わりも変わる。

そんな瞬間だった。

落ち葉に寝転ぶ子、舞い上げて笑う子。
汚れが気になってなかなか混ざれなかった子も、今日はみんなの中にいる。

Sくんもその一人だった。

心が解放されると、
表情が変わり、
遊び方が変わり、
仲間との関わり方が変わる。

こまめは、そんな「変化の瞬間」に出会える最高の場所だ!

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