こんにちは。スタッフのはなです。
3月15日に、無事に今年度の卒こまめ式を行いました。その日の様子と、私の心のつぶやきです。
すべて準備を整えて、余裕のある朝。みんなを出迎える。

ご近所の看板犬ぎんぎんも、蝶ネクタイをしておめかししてきてくれた。

今年は晴れ。気持ちのいい朝だ。
ベースでの卒こま式記は念すべき1回目。
そして、こまめ10年目という節目の年。

あずまやのDJブースも輝いている。
DJしんちゃんセレクトの音楽がベース会場に響いて、まるでフェス会場みたい。
「撮る人を撮る人」笑


今年も卒こまパパの佐野さんが専属カメラマンとして来てくれた。

いつもの場所で、いつものように。卒こまする子どもたちが主役になれる式にしたい。
そう考えて準備して、この日を迎えた。
子どもたちの力が最大限出せるように、いつも通り。
環境を整えて、簡素に。でも、あったかい式になるように。
そんな想いで準備してきた。
不安はまったくなかった。
この子たちとなら、式は無事に開催できる。
信じてやるのみ。
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「ひとつ終わらせてから次のことだよ」
いつもこまめで伝えている言葉を、
ずんずんが最初に伝えた。
今日は一つの区切りの日。
「まあるくなあれしない」と言っていたMHくんは、
ずんずんの言葉を聞いて、ドドリと一緒に輪に入ることを決めた。

ちゃんと分かっているんだ。
できるんだよね。
まあるくなあれをしたら、こまめが始まる。
いつものこと。
でも今日は少し違う。
いつもならみんなを引っ張っている子たちも、
戸惑い、緊張した顔で座っている。
ゆっくり立ち上がって、
なんとか仲間と手をつないでいく。
緊張が伝わってくる。
後ろにはたくさんの人。
ドキドキの気持ち。
新しいステージを楽しみにする気持ち。
卒こましたくない気持ち。
いろんな気持ちが詰まった
まあるくなあれで、卒こま式が始まった。
ドドリと一緒に、
いつもの朝の会のように人数を数える。

今年の卒こま生は、7人。
人数を数えたら、いつものように呼名。
「準備ができた子から呼ぶよ。」
姿勢と視線からあふれる
「準備できたよ!」のサイン。
最初から準備できている子もいれば、まだの子もいる。
これもいつもと同じ。それぞれにペースがある。
自然な流れで始まる証書授与。
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少し不安げで、緊張の表情。
誰を呼ぶか正直迷ってしまった。
でも、目が言っていた。
「できるよ。呼んでいいよ」
そうだ。
子どもたちを信じるのが、私たちの役目。
Aちゃんが立派に証書を受け取って、
証書授与が始まった。


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「何か伝えたいことある?」
「ない!」
潔い答えに思わず笑っちゃう。
家では別のことを言っていたらしいけれど、
これがこの瞬間のNくんの気持ち。


セリフを覚えて言えることも素晴らしいけど、この方が自然でこまめらしい。
ママのところへ戻ると、少しだけ表情がゆるんだ。
今できることを、精一杯やったんだよね。
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同じくガチガチに緊張しているように見えたHちゃん。
でも、覚悟が決まったのか
ちゃんと目はこちらを向いた。
返事もばっちり。
「後ろから行く!」
そう宣言して、ゆっくり動き出す。
練習と同じルート。
安心できる道を、自分で選ぶんだんだ。
立派な3歳の後ろ姿。

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練習用の厚紙さえも欲しいと言っていたHくんは、
本物の証書をこんなにも嬉しそうに受け取ってくれた。


入隊した頃には
想像できなかった姿に泣けてきちゃう。
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Cくんは、返事も受け取りもばっちり。
でもマイクを向けると
歌い始めちゃう。


Cくんらしくて、愛らしい。
最後は大きな声で「こまめ楽しかった!」
ありがとう。
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Hくんは大好きなSくんと一緒に卒こま。朝から一緒だった。

直前までSくんと遊んでいたけれど、
ちゃんと自分の席に戻ってくる。
キラキラした表情で前に立つ。

こんなにも立派になったのだなぁ。
証書をじっと眺めて、
指差したのは、やっぱりSくんの写真。

証書を受け取る場面になると、Sくんは泣いていた。
「証書もらわない」
「卒こましない」
そんな気持ちが伝わってきた。
ここ数日の彼の様子から、スタッフはみんな分かっていた。
きっと会場にいたみんなも理解してくれていた。
練習では、立派な姿を見せてくれた。
それだけでもう、胸はいっぱいだった。
だから本番はどんな気持ちでも受け止めようと、覚悟していた。
最後の試練の時間。
直面する時間。
卒こまが決まったからには、きちんと終わりにしなければならない。
きっとSくんなら、自分のタイミングで向き合えるはず、そう信じていた。
みんなが見守る中、泣き続けるSくんのところへ、SHくんがそっと寄り添った。

自分の証書をSくん母に渡そうとするではないか。
笑っているSくんの写真を指さしていたのは、
「Sくん笑って」
そんな気持ちだったのかもしれない。
やっぱり最後は
子どもたちに助けられるんだなあ。
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こうして
こまめらしい
7人7色の証書授与が終わった。
地主の井原さんからの言葉をいただいた。

井原さんも、こまめっ子と同じくらいの頃この場所で遊んでいたそうだ。
川に流されたこともあるとか。笑
そんな場所で、今はこまめの子どもたちが遊んでいる。
この一年、
井原さんは、お忙しい中毎日のように
子どもたちに会いに来てくださった。
その理由が少し分かった気がした。
こまめ10年目の節目に
素晴らしい人と場所に出会えたこと。
この一年を、こんな形で締めくくれること。
本当にありがたいことだなあと感じた式だった。

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さあ、式が終わったら、2次会!
ここからは少しオトナの時間。
卒こま保護者さんたちから
看板のお披露目。


おじいちゃんも制作を手伝ってくださったそう。
自然に溶け込みながらちゃんと目立つ、かわいい看板。
自分たちは卒こまするのに、この先のために残してくれることが本当に嬉しい。
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在こまSくんの保護者さんからはシードボール。


春が終わる頃、花が咲いて
それを見て、食べて
卒こました子たちを思い出せるように。
先のことまで考えてくださっていることに、愛を感じる。
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2次会最後は、スタッフからのムービータイム。(ドドリ編集)
卒こまファミリー限定の時間。
式の緊張から解かれてみんな食い入るように見ていた。


長い子は1歳のおやこまめから。
春に入隊した子も、今は全く違う顔。
保護者さんたちも同じ。
緊張と不安の中で始まり、
今ではどんと構えるかっこいいお母さん・お父さんたち。
優しい保護者の皆さんに、いつも救われていました。
心から感謝してます。
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心も体も大きくなった、7人のこまめたち。
卒こまめ おめでとう。

式に来てくださった総勢82名(+1匹)のみなさん
ありがとうございました。

