こんにちは!こまめスタッフのドドリです!
「わーーん」
と新人のAちゃんが泣いている。
お母さんを思い出して泣いているのかと思って様子を見ると
泣いているAちゃんの近くで
KちゃんとH君が言い争っている。
「抱っこしてあげたいの!」
「良い子良い子だけでいいんだよ!」
どうやら
お母さんを思い出して泣いてしまったAちゃんを
どうやって慰めるかで揉めているらしい。
なかなかお目にかかれないパターンの喧嘩だ。
しばらく様子を見ているが
少しずつヒートアップしていき
Kちゃんは無理にAちゃんを抱っこしようとしたり、
H君もAちゃんを引っ張ろうとするため
Aちゃんはさらに泣いた。

ここで間に入る。
「Aちゃんの顔を見てみたら?いい子いい子が嬉しそうかな?抱っこが嬉しそうかな?」
すると素直に二人ともAちゃんの顔を覗いた。
H君が
「いい子いい子だけにしておこう?」
と言うと
「うん」
とKちゃんが返事をした。
これが二人が出した答えだったようだ。

Kちゃんに
「顔を見た後抱っこをやめたのはどうして?」
と聞くと
「違うと思ったから」
とつぶやいた。
KちゃんにとってAちゃんを慰めたい気持ちは本物だったはずだ。
「顔を見てごらん」
の一言で相手の気持ちを読み取って
自分の行動を変えたことってすごいことだと思う。
柔軟で本当に相手を思う気持ちがあったからできたこと。

その後もKちゃんは
「ママがいないからAちゃんは泣いているんだと思った。ママの代わりになりたかった。」
と話したようだ。
H君は最初から隣で寄り添うことを選んだ。
それは彼が今までも他の子に対して
寄り添ってきた経験があるからだ。

H君は悲しい思いや、寂しい思いで心を満たしている子に
どんな風に接していくか
たくさん見て、考えて、経験している。
いつもH君は友達の表情を覗いている。

やり方が違うだけで
すごく優しい二人だ。
Aちゃんにも話を聞いた。
引っ張られたり無理に抱っこされたりしていたが
大丈夫だったか聞くと
Aちゃんは
「嬉しかった。」
と答えた。

二人の論争に巻き込まれ
その時は余計に泣いていたAちゃんだが
KちゃんとH君の優しい思いはちゃんと受け取っていたんだ。
思いは通じ合っていた。
2歳でも3歳でも
伝えられるし受け取れる。
だから私たちは信じて見守っていこう。


