こんばんは。スタッフのはなです。

見慣れない顔、そしてにこにこの笑顔のIくん。
なんと、今日がこまめデビューとは思えない!


先輩たちが楽しそうに遊んでいれば、すっと近づいて列車ごっこに仲間入り。
「揺らして〜」と言われれば、ハンモックを揺らしてみる。


ヘビイチゴだってしっかり堪能する。「どうぞ」までできちゃうのかい?!
その姿からは、あふれるような好奇心と行動力が伝わってきた。
おやこまめの頃、お母さんのそばを離れず、少し離れたところからみんなの様子をじっと見ていたIくん。
私たちはそんな姿を思い浮かべていたので、うれしい意味で予想を裏切られた。

とはいえ、やっぱり朝は涙。
帽子をぐっと下げて、顔を隠す。
寂しさや不安、そして「ママと離れたくない」という気持ち。
でもそれは、今自分に起きていることをちゃんと分かっているということでもある。
お母さんが歩いていった方を指さし、「あっちに行きたい」ということを訴えてスタッフを誘うIくん。
そのたびに、
「ママのところへ行くんじゃなくて、ママが迎えに来てくれるよ。
それまでは、こまめの時間。」
と何度も伝えた。
すると、いつの間にか視線は仲間たちの方へ向き、
帽子も少しずつ上がっていった。

まるで帽子が、Iくんの心のバロメーターのようだった。
そんなIくんのそばには、優しい目をした先輩たちがいた。

泣いていても、そっと輪の中に迎え入れてくれたYくんやSくん。
「ほら、入って!」とブレないKくん。


「ここはこまめだよ。さあ、一緒にやろう。」というような、
優しさだけでない、強いブレない心も感じるまなざし。
この前まで一番下だった子たちも、今では立派なこまめの先輩だ。


「ママ会いたい?」とぴったり寄り添ってくれたAちゃん。
「この子だれ? もう泣いてないね!」と気にかけてくれたHくん。
優しさと、仲間を支える強さ。
こまめの子どもたちの力を、あらためて感じるひととき。
みんなに支えられながら、Iくんはこまめでの一歩を踏み出した。
そして、お母さんもまた、覚悟を決めて送り出してくれた。

子どもたちはそれぞれのペースがあって、コミュニティがあって、
それを自分で見つけていくことができる。
だから、いっておいで!やっておいで!と子どもたちの背中を押すことがどれだけ大切か、と改めて思う。
子どもたちの力は、大人が思っている以上にすごい。

朝、こまめの看板犬ぎんぎんのママがIくんを見て明るく言っていた。
「今日は、この子の人生でいちばんつらい日かもね!」
たしかに、朝のIくんにとっては大きな大きな出来事だったはず。
でも、その数時間後には、すっかりくつろいで過ごす姿があった。

泣いて、戸惑って、それでも仲間に支えられながら、今日の自分の居場所を見つけていったIくん。
激動の一日、本当によく頑張った!
これから、よろしくね。

