伝える勇気

こまめ
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こんにちは!

こまめスタッフのドドリです!

みんなが遊んでいる姿をじっと見つめ

静かに涙を流すYちゃんの姿があった。

どうしたのか話しかけるが何も言わない。

「何か伝えたいことがある?」

と聞くと

うなずく。

「誰に何を伝えたかったの?」

と聞くと

「KちゃんとS君に、さっきのこと・・・嫌だったから。」

と言った。

さっきのことと言うのは

数十分前のことにさかのぼる。

KちゃんS君が川で遊んでいる近くにYちゃんがいた。

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Yちゃんは久しぶりのかもしか小屋で

川遊びも久しぶり。

藻でつるつる滑る川底が怖かった。

でもKちゃんとS君は早くYちゃんと楽しく遊びたい。

岩にしがみつくYちゃんに

「ほら、行こうよ!」

と笑顔で話しかけるがYちゃんはそうもいかない。

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KちゃんとS君はYちゃんの周りをかけまわり

時々よろけるとYちゃんを支えにしていた。

それがYちゃんにとっては

’’引っ張った’’ ’’押された’’

と感じたらしい。

Yちゃんは

「やめてぇ~」

と言うがあまりにちいさな声で二人には届かない。

「伝わってないかも。もう少し大きな声で言ったら伝わるかもよ。」

と声をかけるがYちゃんは伝えることを諦めてしまった。

そして川を上がったのだった。

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その思いが不完全燃焼だったようだ。

Yちゃんの表情を察して

Kちゃんは

「あ、嫌だったね」

と声を掛けてくれたが

Yちゃんは自分の言葉で思いを伝えたかったようだ。

時間がたっても気持ちはすっきりしないままだった。

そして今

KちゃんとY君を見つめて涙を流している。

「思いを伝えるのは勇気がいる?」

そう聞くと

「うん・・・怖い・・・」

とつぶやく。

「お話はYちゃんの口から話してほしいけど、近くでドドリもずんずんも見守っているよ。」

と伝えると

Yちゃんは大きくうなずいて覚悟を決めた顔をした。

そして自分の足で進み再びKちゃんとY君に近づく。

「Kちゃん・・・Y君・・・」

また、かなり小さな声だ。

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KちゃんとY君が遊びに夢中なのもあり気が付かない。

Yちゃんは何度も二人の名前を呼んだが

二人は遊びに夢中だ。

「呼ばれているよ。」

とだけ声を掛けると二人ともハッとした表情でYちゃんを見る。

「あのね・・・さっきの引っ張られたの嫌だったの。もうやらないで。」

と言うと

二人とも

「うん。わかったよ」

「いいよ」

と言った。

たったそれだけの会話

でも伝わった!とわかった瞬間

Yちゃんは一気に笑顔になった。

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そしてまた3人で遊び始めた。

近くで見ていると

え?これでいいの?

と大人は感じてしまうのだが

子どもたちの表情に曇りは一切ない。

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相手に自分の思いを伝える。伝わる。

時間がたっていたとしても

そのことで心に滞っていたものはなくなっていく。

受け取る側もそんなYちゃんの心をわかったのだろう。

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だからこうやってまた、みんなで笑顔になれる。

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