こんにちはスタッフのドドリです。
N君とI君が木の棒でチャンバラをして遊んでいる。

「やー!」
と声を出して、遊びに熱中していて楽しそう。
子ども達は木の棒が大好きだから、すぐに手に取って振り回すのは子どもあるある。
公園や保育園でこんなことをしていたら、大人がすぐに
「棒を振り回しちゃダメよ」
と声をかけそうなものだが、こまめは違う。
確かに棒を振り回して目に入ったら大変なこと。子ども達の安全を守るために大事なことではあると思う。
でも、N君とI君の遊び方をよく見ると安全に遊べているのがわかるのだ。
チャンバラごっこで世界観を楽しみながらも、二人は相手と一定の距離感をしっかり守っている。
さらにN君は棒を振り回す際に、棒の先に必ず手を添えていて、勢いで棒の先が誰かに当たることも予防していた。

遊びながらも相手を守る方法を考える。
だって目の前の敵役は「役」を終えたら大好きな友達だからね。
危険を避けるために大人たちが、最初から禁止するのは簡単だが、安全に遊ぶ方法を子ども自ら考える。そこに学びがあるんだな。
とはいえ、こまめにもルールはある。
木の棒で遊んでもよいが、身長より大きな棒を使うときは折って使うこと。
大きすぎる棒は本人もコントロールできない。
それが最低限のルールだ。
Hちゃんの持っていた木の棒は少し長すぎた。

お気に入りの木を見つけたようだが、短く折ってほしいことをはなちゃんが伝える。
「嫌だ。これがいい。」
と最初は言っていたが
「長すぎると周りのみんながケガをしちゃうんだ。」
はなちゃんが伝えるとHちゃんは木を折った。
まわりのみんなのために。

「これがいい」という思いを堪えたかもしれない。我慢がそこにあったかもしれない。
でもその後短くなった木の棒でHちゃんが遊んでいると
木の棒がはなちゃんの腕に当たった。すると
「あ、もう少し短くした方がいいね。」
と言って自ら木を折ったそうだ。

「身長より短い棒で」
とこちらもルールは決めているけど
ルールってすごく難しい。
扱う人によって年齢も能力も違うし、抜け道だってある。
でもHちゃんは何のためのルールなのかをちゃんと理解してくれていた。
だからこそ安全に遊ぶ方法を自分で考えてくれた。
そして相手を思う力が確実に成長しています!
着替えの時間I君がHちゃんに声をかけていた。
「靴下手伝って~」
と甘えていた。
ただHちゃんと関わりたいだけなのが見え見えです(笑)
そんなI君に応えるようにHちゃんがI君の靴下を履かせていたが、自分の着替えとは違うから上手くいかない。
「こうやってやるんだよ。」
とI君が片方だけ靴下を履く。

(いや、自分でできるじゃん・・・)
と心の中でツッコミを入れるスタッフ。
もしかしたらHちゃん自身も同じことを思っていたかも。
でもそういうことじゃないってことをわかっているのか
それでも靴下のお手伝いを続けるHちゃんがいた。

お友達のために動きたいという気持ちが育っている。
靴下を履かせることに成功すると、二人の間には優しい空気が流れる。
お弁当が終わるとI君はHちゃんの片づけを手伝ってあげていた。

やられたらやり返す。恩返しだ!
そしてやっぱりHちゃんと関わりたいという気持ちが強いんだろうな。
お友達に助けてもらったら、ありがたいし嬉しい。
でも友達を助けて喜んでもらえるのはもっと嬉しい。
そういう感情を感じている。
こういう学びって数値化できないし、言葉で表現するのも難しいけど
子ども達は確実に体感して学んでいる。


