汲み取る

こまめ

こんばんは。スタッフのはなです。

1歳のMくんが、ふっと一人で出口に向かった。

その瞬間、遠くで遊んでいたはずのAくんが、私の背中を追い越して走り出す。

目線はまっすぐMくんへ。

「一人になっちゃうよ〜」

「みんな、あっちにいるよ」

Aくんの体と気持ちは一直線だ。

指さす先にいる仲間を示しながら、Mくんの顔を覗き込む。

Mくんも、その声とまなざしに耳を傾ける。

そのままAくんはMくんをぎゅっと抱きしめ、自然な流れでみんなの元へ。

Aくんの姿が、今日はとても大きく、頼もしく見えた。

戻ってくると、Hくんが待っていた。

「気にしてくれていたの?」と聞くと、はっきりと「うん」と。

なんということでしょう。

これが、こまめの1・2歳の世界。

Aくんの関わりは、言葉だけではない。

見つめ合い、ついていき、顔を近づける。

ときに“動物的”とも言える関わり方。

でも、そこには確かに通じ合うものがある。

言葉は大切。

でも、言葉がなくても伝わる世界がある。

コミュニケーションのはじまりは、

相手を見ること、相手の気持ちに寄り添うことなのだなあ。

今日は風が冷たかったので、初めて小屋でお弁当を食べた。

すると、先に眠ってしまった子が何人かいた。

そこはやはり、1・2歳だ。

「寝ている子がいるから、小さい声でね。」

そう一度伝えただけで、場の空気が変わった。

ご飯の時間は、驚くほど静かだった。

今日は3歳が最年長の日。

いつもなら外で賑やかな子たちも、今日は室内で控えめに食べている。

でも、つまらなそうではない。

ひそひそ声すら楽しみながら、状況をちゃんと受け取っている。

遅れて入ってきたAちゃんにも、私は何も言わなかった。

それでも静かに過ごしていた理由を聞くと、

「Kちゃんが教えてくれたんだよ」とのこと。

ここまでできるのが、3歳の世界。

部屋の使い方や焚き火の約束など、

新しいルールが少しずつ増えている。

その話をするたび、3歳たちの視線は真剣さを増す。

「理解しよう」

「もう、わかっているよ」

そんな目をしている。

目が変わると、表情が変わり、背中が変わる。

何度でもいうが、ここ最近のこまめの子どもたちの顔つきの変化は、本当にすごい。

仲間同士の会話も同じだ。

自分の気持ちを持ち、相手の気持ちを汲み取ろうとする。

「かして」「いいよ」「やだよ」だけでは終わらない。

その一歩先の、気持ちのやりとりが始まっている。

年齢は関係なし!

何歳でも、積み重ねれば、ちゃんと育つ。

今日もそれを、子どもたちが教えてくれた🌱

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