久しぶりの雨こまめ。
それでも、いつものこまめの風景と変わらない。


泥遊びをして、走って、跳んで、雨に関係なく、子どもたちはのびのびと体を動かしている。

水分補給もいつも通り。手に泥がついていてもいつも通り。笑


ただ一つ違うのは、手や服にべっとりとついた泥を、ふと立ち止まってじっと見つめる瞬間があること。これが面白い。
触れて、見て、感じて、何かを確かめているようだった。

「みてー!クリスマスツリー作ったよ!」

Kくんの指の先には、泥でできたツリー。上のものは星だそうだ。
今日はクリスマスイブ。シュールなツリーに笑ってしまったが、
飾りも音楽もないこまめに、少しだけクリスマスムードが漂ってワクワクした気分になった。
なくても、子どもたちはちゃんと“感じて”創り出していた。
そんな外の様子を、部屋から静かに見つめていたのがHくん。

どうしてもカッパを着たくなくて、朝の会のあと外には出ず、見学してもらっていた。
外に出るならカッパを着る。
それだけは伝えてある。
しばらくして、スタッフが焚き火の準備を始めたときだった。

「Hくん、カッパ着る」「オレンジやる!」
近くにいたずんずんにそう伝え、自分からカッパを持って外に出てきたのだ。

入隊してから、Hくんが自分の意思で「着る」と言ったのは初めてのこと。
正直、胸が熱くなった。
これまで雨の日は、泣きながらも半ば無理やりカッパを着ていた。
理由も、必要性も伝えてきた。
でもHくんはきっと、分かっていなかったわけじゃない。
ただ、着心地の悪いカッパを着てまで外で遊びたいと思えなかっただけなのかもしれない。

今日は「焚き火」という目的があった。
だから、自分で選んだ。
目的があれば、人は自分で決めて進める。
その当たり前のことに、私はハッとした。
焚き火の場所に来たHくんの笑顔を見てそう思った。
そして今日は、卒こま生ボランティアの「なっつ」が来てくれた日。
雨と泥で着替えは大混乱。初めての小屋での着替えもあり、現場はバタバタ。
「何を手伝えばいい?」
そう聞かれて、私は
「様子を見ながら、声をかけられたら手伝ってもらえる?」
と伝えた。
少し難しいお願いだったかな、と思ったけれど、心配はいらなかった。


なっつは一人一人に向き合い、
「これはできる?」
「手伝ったほうがいい?」
と、先回りせず、ちゃんと問いかけながら進めてくれていた。
少しでもできたら、
「できるんだね、すごいね」
その一言が、子どもたちを自然と笑顔にしていた。
一方の私はというと、
「ほら、やるよ!」「次だよ!次何?」
余裕のないスパルタ対応。
なっつの姿を見て、またハッとする。

誰にでもペースがある。
必要な声かけも、距離も、サポートも違う。
大切なのは、その子の「気持ち」に合わせること。

Hくんのカッパも、なっつの関わりも、
どちらもハッとさせられた出来事だった。
今日も、子どもたちに育てられている。
感謝!

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