こんばんは。スタッフのはなです。

ホースリールをバックに見立てて、「旅行に行くんだ〜!」
そんな想像の世界で遊ぶ子どもたち。
ホースリールは、バッグにも、電車にも、何にだって変身する。
ほんの少しのアイテムと自然、そして仲間がいれば、そこはもう最高の遊び場になる。
そんなホースリールをめぐって、こんなやりとりが生まれていた。

Kくんの持っていたホースリールを無言で取ろうとしていたAくん。
Kくんは嫌がっていた。
そこに気づいたYちゃんがすぐにやってきて、
「貸してって言うんだよ。ほら、言ってごらん?」と助け舟を出す。

Aくんが「貸して」と伝えると、「いいよ〜」とKくん。
たった一言で、世界はぐっと優しくなる。
「よかったね、ありがとうも伝えておいで」とYちゃん。
最後まで見届けて、心まで育ててくれた。

別の場所では、金冠を採ろうとして脚立を運ぶHくんに、Yくんが声をかけていた。
「だめだよー、危ないから!」
でもHくんは、しっかりと自分の気持ちを伝える。
「Hは金冠がとりたいんだよ!」
するとYくんは、「それならお椅子を持ってこよう!」と提案。
相手の気持ちを聞いて、考えて、行動を変える。
「それなら」という一言が、互いの思いをつなげる魔法の言葉になった。

先導隊が率いて、無事運び終えると、
YくんはHくんに聞いた。
「緑がいい?オレンジがいい?とってあげる!」
ちゃんと“選ばせてあげる”ところまで優しさが届いていた。

遊びの裏には、たくさんのコミュニケーションが隠れている。
子どもたちは言葉やしぐさを通して、日々そのやりとりを磨いているのだ。

Nくんの両隣に小さな子たちが座る。
Aくんに「何してるの?」と聞かれると、
「こうやって、くるくるするんだよ。やってみる?」
Nくんは“聞かれた言葉”の奥にある気持ちを受け取っていた。
やりたいんだね、触ってみたいんだね。
2歳たちの心をそっと先読みして、行動で返す姿に、優しさが滲む。
おままごとの真ん中には、MHくんが鎮座していた。
でも、その表情はとても柔らかかった。

「これ使う?どーぞ。」
「これ使っていい?」と聞かれれば、「いいよ〜」と即答。
みんなの輪の中に自然に溶け込んでいた。
“みんなと遊びたい”という気持ちが、しっかりと形になってきたのだ。
その証拠に、朝の会でのこと。

「一人にならない」というお約束のイラストを見ながら、
左下の赤い帽子の子を指して「Hくんこれ!」と言ったのだった。
少し前までは、右上のひとりでいる子を指して「Hくんこれ!」と言っていたのに。
もう“ひとり”ではないんだ。
“みんなの中のひとり”としての自分を、ちゃんと感じている。
そんな表情をしていた。

この前読んだ本に、「変わっていくことが子どもの目的」という言葉があった。
こまめの子たちを見ていると、本当にそうだと思う。
でも、変わるって簡単じゃない。
思っていることと、できることが一致しないもどかしさ。
その中で悩み、葛藤し、また一歩を踏み出す。
その繰り返しの中に、子どもたちの成長がある。
変わっていく途中の表情は、どれも本当に美しい。
子どもたちは常に変化の中にいる。
信じて見守っていくのみですね。
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