先週入隊したばかりのKSくん。

初回から場にすっと溶け込み、誰とでもコミュニケーションをとって遊び、
身支度も「どうやってやるの?」「自分でできる!」とこなしていたKSくんが、
今日は朝、突然泣き出した。
「足が痛い」
そう言って泣き始めたが、痛い場所は次々と変わる。
足、鼻、お腹。
痛い箇所を見せてもらうが、何もない。
様子を見ながら「寂しかった?」と聞いてみた。
すると、小さく「うん」とうなずいた。
それが本当の気持ちだったのだと思う。
もちろん、どこかが本当に痛かったのかもしれない。通りすがりに、Mちゃんも心配そうに見ていた。

でも、そこから、
「ママ、何時になったら来るの?」
「痛いって電話してよ」
「会いたいよ」
そう言いながら、泣きながら、気持ちを吐き出したKSくん。
正直に出せてよかった。
よく言えたね。よく来たね。
体も大きいし、初めの頃は張り切っていたので、なんでもできるのかと思っていた。
でも、よく考えたらまだ3歳。
慣れない場所での不安や寂しさがあって当然のお年頃だったのだ。

しばらくして、少しずつ遊び始めたKSくんに、Iくんが声をかけた。
「さっきは、どうして泣いてたの?」と。
Iくんの問いかけは、とても自然。
詮索でも、心配の押しつけでもなく、
ただ「気になったから聞いた」という距離感。
KSくんは答えた。「足が痛かったんだよ」と。

そのやりとりをきっかけに、KSくんの表情が緩んだ。
KSくんは、今度は自分からIくんを「あっちに行ってみようよ」と誘う。

ザックに一緒にお土産をしまいに行くと、「これはIって書いてあるんだ!」
「そうなんだ。僕はS!」と自然と自己紹介もしていた。
素敵なコミュニケーションだなあ。
もうひとつ、印象的な場面があった。
こまめ最年少のMくんが、ふらっと竹を越えて行ってしまった。
本人はいたって余裕で、どこか呑気そうなのだが。笑

それに一番最初に反応したのが、Tちゃんだった。
「あ、だめ。」

KSくんと同じく、まだ入隊したばかりのTちゃん。
でも、今日の朝の会で聞いた
「ひとりにならない」
その約束を、ちゃんと理解していた。
「あの子が気になるの〜」と。

Tちゃんは、Mくんの近くに行く。
声をかけるわけでも、手を引くわけでもない。
ただ、Mくんが動くまで、近くにいてくれた。
それが、Tちゃんなりの寄り添い方だった。
周りの子たちも、自然と集まってきた。
そして、Mくんのことが大好きなTHくんは、少し離れたところで待っていた。

「あ、Mきた!」
「Mー、おいで!」
言いながら、ずっと待ってくれていた。
戻ってきたMくんに、満面の笑みを向けるHくん。まるで「おかえり♡」と言っているようだね。

こまめでは、
誰かが泣いたとき、
誰かがはみ出しそうなとき、
大人が指示を出さなくても、
子どもたちは、自分たちで関係をつくっていく。
改めて、すごい世界だなと思う。

それぞれが完璧なわけじゃない。
泣くし、迷うし、間違える。
でも、その中でちゃんと自分にも相手にも向き合っているんだよね。
子どもたちの力って、やっぱりすごい。
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