こんにちは!スタッフのドドリです!

空がとても青くて、風に揺られて枯れ葉が落ちてくる今日ですが、気温はまだまだ真夏!
とはいえ、子ども達は小さな秋を感じているのか
こちらでは合唱コンクールが開催されています。

岩をステージに見立てて大きな声で歌う姿が可愛い✨

だんだんシャウトになってきていましたが(笑)
たくさん歌うと喉が渇く。
Aちゃんが水筒を出そうとすると、それに気が付いたI君がAちゃんのザックから水筒を出して渡してあげていた。

I君の優しさを受け取り、Aちゃんも優しさで返そうとした。
「I君も飲む?」
と言って自分の水筒を差し出すが
「Aちゃんが飲んで。Iは飲まないから。」
とI君が答える。
なんの見返りもない優しさだったということに気づかされる。
I君は困っている仲間を見つけると、絶対に見て見ぬふりをしない。
体が先に動いている。
N君が帽子を失くした。
私とN君で一緒に川の中を探していると、気が付くとI君も近くで探していたのだ。

自分が困っているわけじゃない。
でもまるで自分の事のように真剣でいてくれる。
小さな体で足場の悪い沢を歩いていくのは大変だ。
「おっとっとっと」
と何度も口にしながらも進んでいく。
そして沢の下流までたどり着いたが、帽子はなかった。
N君も
「無いね」
とポツリとつぶやく。
これ以上下流は探せない。見つからないかもしれないと思った時
「もう一回探してみよう!」
とI君が言った。

諦めないで最後まで探す意志がI君にはあったのだ。
3人でもう一度来た道を探しに行く。
もちろん、また
「おっとっとっと」
と今にも転びそうな足取りだ。
しかし結局沢では見つからず一度水分補給をすることに。
荷物の場所まで行くと
「あ!あった!」

なんとN君のザックの隣に帽子があったのだ。
どうやら水分補給の際に帽子を置いて忘れてしまったらしい。
「見つかってよかった。」

とN君もI君も安心した様子。
そして達成感を感じているように見えた。
二人とも、回り道だったかもしれないけど、最後までやりきったんだな。
回り道だったからこそ面白い道のりだったのかもね!
疲れ切ったI君は昼食後、珍しくお昼寝をした。

たくさん遊んで
I君の優しさで仲間のために動いたから
体力使い切ったのね。
14時こまめの活動が終わる時間にI君は起きた。
寝起きでザックを背負わなければいけない現実に耐えられない。
大きな声を上げて泣き出した。
そんな泣き声に反応したのは、先を歩いていたS君だった。
突然止まってI君のいる方へ目を向ける。

I君の様子が気になって待っているのだ。
そしてI君が近くまで来るとS君は何も言わずスッと手を差し伸べた。

I君もS君の左手に気が付くと、その優しさに応えるように手をつなぐ。

S君の優しさに温かい気持ちになった。
S君は遊びながらもいつも周りの子の様子を見ている。
I君が他の子を助けている様子も見ていたはずだ。
だからなのかそんなI君が泣いているときは放っておけない。
それぞれが優しさを持っているから循環していく。
優しさはどこか違う場所で優しさとして自分に返ってくるんだな。


